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担保と住宅ローン審査32「登記事項証明書/2.権利部・甲区


登記事項証明書は、不動産の概要を表示する「表題部」と、所有者等の情報を表示する「権利部」から成ります。

権利部はさらに、所有権に関する事項が記載される「甲区」と、所有権以外の権利に関する事項が記載される「乙区」に分かれます。

2.権利部・甲区

甲区には、所有権に関する事項が表示され、所有者の変遷や、所有権が移転した原因のほか、差押や仮処分などの紛争に係る事項についても確認できます。

所有権が頻繁に移転している場合や、所有権移転の原因が売買や相続ではなく、「真正な登記名義の回復」「錯誤によるもの」「共有物分割」といった異例なものの場合は、登記上の所有者の権利に疑義がないことが確認されます。

住宅ローンの対象となる今回の売買と、異例な権利変動の時期が近い場合は特に注意しましょう。

登記上の所有者が裁判などでその権利を否定されると、金融機関の抵当権も無効になります。これは、わが国では登記に公信力を認めていないためです。

一方で、「登記には第三者対抗要件がある」といいますが、これは二重売買などで1つの土地に2人の所有者が存在することになった場合に、登記をしているほうが優先するということです。

(次回に続く)

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