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担保と住宅ローン審査31「登記事項証明書/1.表題部


土地や建物などの不動産は、その1つひとつについて、所在や広さといった「物理的現況に関する情報」と、所有者などの「権利に関する情報」が、法務局で管理するコンピュータに記録(登記)されています。

登記事項証明書とは、この記録事項を証明する書類のことで、記録事項のすべてを証明したものを「全部事項証明書」、一部を証明したものを「一部事項証明書」といいます。

なお、登記記録をコンビュータで管理するようになったのは最近で、従前は紙の帳簿である「登記簿」に記載されていました。この登記簿に記録された事項のすべてをコピーしたものを登記簿謄本、一部をコピーしたものを抄本といいます。

コンピュータで管理されるようになった現在でも、登記事項証明書と登記簿、全部事項証明書と謄本、一部事項証明書と抄本は同義で使われています。

登記事項証明書は、不動産の概要を表示する「表題部」と、所有者等の情報を表示する「権利部」から成ります。

権利部はさらに、所有権に関する事項が記載される「甲区」と、所有権以外の権利に関する事項が記載される「乙区」に分かれます。

また、マンションや連棟式建物、長屋等の区分所有建物の場合は、表題部が1棟の建物全体の表示と、専有部分の表示に分かれています。

1.表題部

土地の場合、表題部には地番、地目、地積等が表示され、地目変更や分筆・合筆などによる地番や地積の変遷履歴が分かります。

建物の場合は、その種類(居宅、共同住宅、事務所、倉庫等)、構造、床面積などが確認できます。

建物の地番に添え書きで「換地」の表示がある時は、その建物の敷地が仮換地に指定されていることを意味します。

前に説明したように、仮換地の登記は従前地でなされるため、この敷地の登記事項は従前地のものになります。

しかし、実際の敷地面積は換地後の面積ですから、建ペい率や容積率の基準となるのは換地後の面積です。

換地証明書、換地図が必ず確認されます。

(次回に続く)

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