誰もが知りたい住宅ローン審査と手続きについて
現役銀行員が解説します。<2019年12月版>
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住宅ローン審査マニュアルトップページ >>> 担保と住宅ローン審査2「住宅ローン担保物件の確定&書類審査」
住宅ローンの担保調査はまず、対象となる不動産を確定することから始めます。
申込書から物件の住所は分かります。
その他に案内図やチラシ、登記事項証明書などもあるでしょう。
そうした資料をもとに、物件がどういうものかを確定されていきます。
・適格性のチェックポイント
1.永続性:
・築年数の古い中古マンションなど、融資期間中に建て替えられるようなことはないか
2.確実性:
・買戻特約、代物弁済予約があるなど、権利が変動するおそれはないか。また、斜陽産業の企業城下町などで物件価格の下落は見込まれないか
3.流通性:
・売買や宅地化に制約はないか(要注意例:農地、市街化調整区域など)
・流通市場がない、または限定的ではないか(要注意例:社寺境内、災害危険地区など)
・所有者単独で売却等の決定ができるか(要注意例:共有地など)
(次回に続く)
なお、当サイトでは金利が最も低い住宅ローンのランキングもご案内しておりますので、住宅ローン審査に一抹の不安を感じる方はぜひご活用ください。