誰もが知りたい住宅ローン審査と手続きについて
現役銀行員が解説します。<2019年8月版>

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住宅ローン審査マニュアル8「私道の審査の注意点


大きい道路から一本路地に入る住宅地では、路地の奥が行き止まりになっていることがあります。

こうした道路の多くは位置指定道路ですが、法定道路でないこともあります。

行き止まり道路は、通り抜けできないため、車の出入り等に様々な問題が生じます。最奥の敷地は、道路の幅員が狭く前に回転広場がない場合、車をバックで入れたりと不便です。間口は最大でも道路幅員しかとれず、間口狭小物件になります。

中間地にある物件は最奥の物件より条件は良いですが、通行に問題があり、緊急時は交通マヒが生じるおそれがあります。こうした点から住宅ローンの担保評価は減額されます。

前面道路が公道なら、当然だれでも通行できます。維持管理は役所の専管ですから、水道やガスの配管工事等で掘削の必要があれば直接役所へ申請し、許可を得ます。しかし、私道の場合は、その所有昔の承諾がないと役所も許可が出せないため、まず所有者の承諾を得てから申請することが必要です。

敷地の所有者が私道の持分を有していれば、問題はないでしょう。しかし、持分がないと通行・掘削について所有権者から条件として経済的負担(使用料等)を要求されることもあります。位置指定等を受けた道路なら、通常、居住者を妨害することは禁止されるので、訴訟を起こせば最終的には妨害排除はできますが、使用料が無料になるかは状況次第です。

したがって、私道の場合は、あらかじめ通行・掘削を無償で承諾する書面を所有者からもらうことが重要ですし、こうしたことは住宅ローンの審査にも影響してきます。

道路が法定道路かどうかと、私道の民法上の権利は別問題なので、注意が必要です。

参考になさってください。

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