誰もが知りたい住宅ローン審査と手続きについて
現役銀行員が解説します。<2019年8月版>

住宅ローン審査マニュアルトップページ >>> 住宅ローン審査マニュアル21「築年数の古い中古マンションについて」

住宅ローン審査マニュアル21「築年数の古い中古マンションについて


マンションは戸建住宅と違い、居住者による区分所有のため、その価値は管理といわれます。

管理にあたっては、所有者全員で管理組合を構成して規約を定め、これを守ることが義務付けられます。

居住者が維持管理に関心を持ち、良好な運営を行っていくことが大切です。

マンションの建替えは、法律で「区分所有者および議決権の各5分の4以上」で決議することが必要と定められており、簡単ではありません。

とはいえ、年数を経れば物理的・機能的に維持が困難になり、建替えを要します。

従来は建替えにあたり、区分所有権や抵当権等の移行が問題でした。

しかし、「マンション建替え円滑化法」の制定以降、権利関係の登記は新築マンションにそのまま移行できるようになり、金融機関としては建替えに合意しやすくなりました。

それでも、建替えには相応の期間・手続きを要するため、金融機関は築60年を超える期間の住宅ローンには消極的になります。

また、築年数が古いマンションは、担保価値も問題になります。中古マンションは流通価格で評価されるため、一般的に古いほど評価は下がります。

しかし現実には、古くても管理が良く、人気の高いマンションも多くあります。まずは住宅情報などで流通価格を調べ、現地で外壁の亀裂や鉄部の錆がないかなど、メンテナンス状況を確認します。

当初の分譲・建築業者の水準や立地、総戸数、入居率なども審査のポイントです。

重要事項説明書では、修繕維持積立金残高や、大規模修繕の実施状況に気を配りましょう。

最終的には、現地確認に加え、同様の年数を経た近隣の類似マンションに比べ価格的優位にあること、大量の売りが出ていないことなどが決め手となります。

参考になさってください。

なお、当サイトでは金利が最も低い住宅ローンのランキングもご案内しておりますので、住宅ローン審査に一抹の不安を感じる方はぜひご活用ください。


>>>最新住宅ローン金利比較ランキングはこちら